インプラント
インプラントとは
インプラントとは、歯の機能を回復する治療のひとつで、歯を失った部分に人工歯根（インプラント体）を埋め込み、それを土台にして人工歯を被せる治療です。当クリニックでは、歯を失った方のインプラント治療を専門に行っています。
残存歯をいかに残すかにこだわっています
当クリニックでは、入れ歯は扱っていません。それは歯をいかに残すか、ということを大きなポリシーとして掲げているからです。入れ歯は、残っている歯を犠牲にする治療と考え、それに代わる治療法としてインプラントをお勧めしています。
迷っている方、まずはご相談ください
「顎の骨の中に異物を入れるのが怖い」
「本当に安全なのか不安」
このような、インプラントへの不安をお持ちの方はいらっしゃいませんか？当クリニックでは患者様の不安や疑問にていねいにお答えしながら信頼関係を築き上げ、安心して治療を受けていただきたいと考えています。
正しい情報を提供します
インプラント治療についての情報は、インターネットや本でたくさん見ることができます。しかし、それらから得た情報が正しいとは限りません。
当クリニックでは、相談に来られた患者様にできるかぎり正しい情報を提供しています。現場で得た正しい知識と情報から、患者様が抱く恐怖や不安を軽減するお手伝いをいたします。
インプラントのメリット
＜最大のメリットは“天然歯に近い噛み心地”＞
顎の骨の中にインプラント体が定着するので、天然歯と変わらないほどの安定した噛み合わせを取り戻せます。また、入れ歯より自然で安定した噛み心地を再現できます。
天然歯に近い噛み心地なので、食事が美味しく感じられます。また入れ歯では食べづらいお煎餅などバリバリ食べることができます。小さなかけらを詰まらせる心配がないので、嫌な痛みはありません。
＜嫌な口臭に悩まされません＞
インプラントならば、健康な歯を持っていたときと同じように歯磨きをすれば、口臭に悩まされません。見た目も天然歯と変わらないので、大きな口を開けて大声で笑えます。
＜はっきり喋ることができます＞
入れ歯などと比べて発音しやすくなるので、会話で煩わしく感じなくなります。
＜ほかの歯に負担がかかりません＞
部分入れ歯は、入れ歯の両側の歯にバネをかけて固定するため、噛むたびにほかの歯に負担がかかり、両側の歯が抜けやすくなるデメリットがあります。インプラントにはこうしたバネがなく、残っている歯に負担がかかりません。
また、部分入れ歯やブリッジのように、ほかの健康な歯を削る必要がなく、残っている自分の歯の寿命を延ばせるのも大きなメリットです。
＜清潔に保てます＞
形が天然歯に近いので、入れ歯やブリッジに比べてお口の掃除しやすくなります。掃除しやすいと、入れ歯のように口臭に悩まされることがありません。
残っている歯が少ない方、総入れ歯でも可能です
従来、残っている歯が少ない患者様に対するインプラント治療には、以下の問題点がありました。
- 通常のインプラントの場合、片顎で最低でも8本のインプラントが必要で費用がかさむ
- 奥歯は骨が足りないことが多く、骨を作る手術が必要な場合が多い
当クリニックでは、奥のインプラントを骨のある部分へ斜めに埋め込み、インプラントにかかる力を広く均等に配分するため、少ないインプラントでもすべての人工歯を支えることが可能なAll-on-4というインプラントシステムを導入しています。
All-on-4の特徴
- インプラント手術後、わずか数時間で義歯を入れて物を食べることができる
- 埋め込むインプラント体は4本（最多で6本）ですむので経済的
- 骨を作る手術が不要
- 手術時間が短く、身体的な負担が軽い
- インプラント埋入成功率98％、最終インプラント義歯装着率100％
インプラント治療の流れ
インプラントの治療期間は、一般的に4か月から半年ほどです。その間は、だいたい1～3週間ごとに通院していただきます。ただし、患者様の顎の状態や歯周病などの有無によっては、さらに半年から1年程治療期間が長くなることがあります。
【STEP1】問診
衛生士が患者様の全身の健康状態を伺います。内科的な疾患がある場合は、内科医と連携しながら全身管理をします。さらに口腔内チェック、レントゲンあるいはCT画像撮影で充分な審査診断を行います。この段階は手術が問題なくできるかを、お口の中だけでなく全身も診断するのが目的です。
そのあと、CT画像などの資料をもとにドクターが今後の治療計画を立てます。
※痛むところがある場合は、最初の問診の段階で痛みを取る処置をいたします。費用についてもご説明し、患者様に納得していただけるように努めています。
【STEP2】インプラント手術
歯の根に相当するフィクスチャーと呼ばれる人工歯根を顎の骨に埋入します。虫歯治療や抜歯をするときと同じように、局所麻酔で手術をします。術中は、ほとんど痛みを感じません。
骨とインプラントがしっかり結合されるまでの治療期間は3～6ヶ月です。ただし、治療期間は骨の質などにより個人差があります。この間、必要に応じて仮の歯を入れることもあります。
【STEP3】人工歯取り付け
人工歯を支えるアバットメントという部品をフィクスチャーに連結し、インプラントを含めたお口の中全体の型を取ります。その型に従って人工の歯を製作します。そのあと、アバットメントの上に人工歯を装着して完成です。
【STEP4】メンテナンス
インプラントを長持ちさせるには適切なホームケアと定期的な検診が不可欠です。インプラントは虫歯になりませんが、放っておくと歯周病になりかねません。担当医の指導に従い、正しい歯磨きを心がけてください。また、半年に一度定期検診を受けていただき、インプラントの状態を観察します。
手術の痛みや術後の腫れについてもご説明します
患者様の中には、腫れや痛みを心配される方が少なくありません。痛みは個人差がありますが、痛みを感じるとしても抜歯する程度です。また腫れも個人差がありますが、通常、術後3日目くらいまで腫れることがあり、その後1週間かけて引いていきます。
